記事 · 2026-10-22 更新

ポータブル電源の選び方(容量・出力・使える時間)

ポータブル電源は「容量(Wh)」「定格出力(W)」「電池の種類」「充電の手段」の 4 つで選びます。家電が何時間使えるかの計算式(容量×0.8÷消費電力)と、防災・キャンプの使い方別の容量の目安をまとめました。この記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

この記事のポイント

  • 使える時間の目安は「容量(Wh)×0.8÷家電の消費電力(W)」
  • 定格出力(W)が家電の消費電力より小さいと、その家電は動かない
  • 電池はリン酸鉄リチウム(LiFePO4)だと充電できる回数が多い
  • 停電が長引くなら、ソーラーパネルで充電できるかも見る

ポータブル電源の選び方で大事なのは、「何の家電を、何時間使いたいか」から逆算することです。容量の大きい物ほど安心ですが、重く、値段も上がります。このページでは、ポータブル電源の容量(Wh)と出力(W)の意味、家電が何時間使えるかの計算のしかた、防災とキャンプでの容量の目安をまとめます。自分の使い方で計算するなら、ポータブル電源の容量の計算機に家電と時間を入れてください。

ポータブル電源の選び方は 4 つの数字で決まる

ポータブル電源の商品ページには数字がたくさん並んでいますが、まず見るのは次の 4 つです。

見る所 意味 選ぶときの考え方
容量(Wh) ためておける電気の量 使う家電×時間で決める
定格出力(W) 同時に出せる電気の大きさ 使う家電の消費電力の合計より大きく
電池の種類 三元系・リン酸鉄など 長く使うならリン酸鉄が向く
充電の手段 コンセント・車・ソーラー 停電が長いときはソーラーが要る

この 4 つが決まれば、あとは重さ・大きさ・コンセントの口の数・値段で絞り込めます。

容量(Wh)の考え方:家電が何時間使えるかの計算

使える時間の目安は次の式で出せます。

使える時間(時間)=容量(Wh)×0.8÷家電の消費電力(W)

0.8 を掛けるのは、電池の電気を家庭用のコンセント(交流)に変えるときに失われる分があるためです。変換効率は製品で違いますが、0.8 前後で考えておくと大きく外れません。

例えば 1,000Wh のポータブル電源で、50W の電気毛布を使うなら、1,000×0.8÷50=16 時間が目安です。スマホの充電は 1 回あたり 10〜20Wh ほどなので、同じ 1,000Wh なら 40 回以上充電できる計算になります。

家電の例 消費電力の目安 500Wh で使える時間 1,000Wh で使える時間
LED ライト 10W 約 40 時間 約 80 時間
扇風機 30W 約 13 時間 約 26 時間
電気毛布(中) 50W 約 8 時間 約 16 時間
ノートパソコン 60W 約 6.5 時間 約 13 時間
小型の冷蔵庫(平均) 50〜80W 5〜8 時間 10〜16 時間
電気ケトル 1,200W 約 20 分 約 40 分

消費電力は家電ごとに違います。本体のラベルや説明書の数字に入れ直して計算してください。

定格出力(W):大きい家電が動くかどうか

容量が大きくても、定格出力が家電の消費電力より小さいと、その家電は動きません。電子レンジ・ドライヤー・電気ケトルなどは 1,000W を超えることが多く、定格出力 500W の機種では使えません。

同時に使う家電の消費電力を足して、定格出力の中に収まるかを確かめます。冷蔵庫やポンプのようにモーターのある家電は、動き始めに大きな電力(起動電力)が要るので、「瞬間最大出力」も見ておきます。

電池の種類と充電できる回数

ポータブル電源の電池は、主に次の 2 種類です。

  • 三元系リチウムイオン:軽く小さくしやすい。充電できる回数は製品で 500〜800 回ほどの表示が多い
  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4):やや重いが、充電できる回数が 2,000〜3,000 回以上と表示される製品が多く、熱にも強いとされる

キャンプでよく使う・ふだんも使うなら、充電できる回数の多いリン酸鉄が向きます。防災用にしまっておくだけなら、重さとの兼ね合いで選びます。数字は製品の表示なので、メーカーの公式ページで確かめてください。

防災用・キャンプ用で変わる容量の目安

使い方ごとのおおまかな目安です。あくまで例なので、自分の家電で計算し直してください。

使い方 主に使う物 容量の目安
スマホと明かりだけ(1〜2 人) スマホ・LED ライト・ラジオ 300〜500Wh
停電の 1〜2 日(家族) 上に加えて扇風機・電気毛布 700〜1,000Wh
冷蔵庫も動かしたい 冷蔵庫・照明・充電 1,500Wh 以上
車中泊・キャンプ 1 泊 電気毛布・照明・充電 500〜1,000Wh

停電が何日も続くときは、容量だけでなく、昼にソーラーパネルで充電し直せるかが大事になります。入力(ソーラー入力)の W 数が大きい機種ほど、短い時間で充電できます。

ポータブル電源を選ぶときに見落としやすい点

  • 重さ:1,000Wh クラスは 10kg 前後になる製品が多く、持ち運ぶならキャスターや持ち手も見る
  • コンセントの口の数と形:AC・USB-A・USB-C・シガーソケットが何口あるか
  • パススルー充電:充電しながら家電に電気を出せるか(停電時の UPS のように使えるか)
  • 保証の長さ:メーカーによって 2〜5 年ほどと差がある
  • PSE マーク:日本で売る電気製品の安全の表示があるか

ランキングで価格と口コミを比べる

ここまでで容量と出力が決まったら、ポータブル電源のランキングで、今の価格・口コミの件数・容量を比べて選べます。ランキングは楽天市場の価格と口コミを毎日取り直しています。セールで価格が大きく変わることがあるので、買う前に販売ページの今の価格と条件を確かめてください。

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よくある質問

冷蔵庫はポータブル電源で動かせる?

定格出力が冷蔵庫の起動時の電力に耐えられれば動かせます。家庭用の冷蔵庫は 1 時間あたりの平均の消費電力は小さくても、動き始めに大きな電力が要ることがあります。冷蔵庫の取扱説明書の消費電力と、ポータブル電源の定格出力・瞬間最大出力を確かめてください。

容量はどれくらいあれば安心?

スマホの充電と明かりだけなら 300〜500Wh ほど、電気毛布や小さな冷蔵庫も使うなら 1,000Wh 前後が一つの目安です。使う家電と時間を計算機に入れると、必要な容量を出せます。

買ったあと、ふだんの保管はどうする?

多くのメーカーは、長く使わないときも数か月ごとに充電し直すよう案内しています。満充電や空のまま長く置かず、説明書にある保管の残量に合わせてください。

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