記事 · 2026-10-22 更新

車中泊と防災を兼ねる道具のそろえ方

車中泊の道具は、災害時の車中避難にもそのまま使えます。寝袋・マット・ポータブル電源・目隠し・簡易トイレなど、兼用できる道具と、車中泊で気をつけたいエコノミークラス症候群・一酸化炭素の注意点をまとめました。この記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。

この記事のポイント

  • 車中泊の道具(マット・寝袋・電源・目隠し)は災害時の車中避難でもそのまま使える
  • 座ったまま眠ると足の血流が悪くなる。平らに横になれる工夫が大事
  • エンジンをかけたまま眠らない。雪で排気口がふさがると一酸化炭素の危険がある
  • 車のガソリンは日ごろから半分を下回る前に入れておく

車中泊と防災は相性のよい組み合わせです。車中泊のために買ったマット・寝袋・ポータブル電源は、地震や台風のときの「車中避難」にもそのまま使えます。このページでは、車中泊と防災を兼ねる道具のそろえ方と、災害時に車で過ごすときの注意点(エコノミークラス症候群・一酸化炭素)をまとめます。

車中泊と防災で兼用できる道具

道具 車中泊での使い方 防災での使い方
車中泊マット 段差をなくして平らに寝る 車中避難・避難所の床で寝る
寝袋(シュラフ) 季節に合わせて車内で寝る 停電で暖房が使えない夜に
ポータブル電源 電気毛布・扇風機・充電 スマホの充電・明かり・情報
目隠し(サンシェード) 外から見えないように プライバシー・寒さよけ
LED ランタン 車内の明かり 停電の夜の明かり
簡易トイレ 夜にトイレが遠いとき 断水・トイレが使えないとき
水・食料 1 泊分 3 日分以上を家にも

キャンプ道具とも重なる物が多いので、まとめて考えると無駄な買い物が減ります。人数と季節に合わせた一覧は、キャンプ道具のそろえ方チェックリストでも作れます。

平らに寝られるようにする:マットと寝袋

災害時の車中避難で特に気をつけたいのが、エコノミークラス症候群(足の静脈に血のかたまりができる病気)です。狭い座席で座ったまま長い時間を過ごすと起こりやすいとされ、過去の大きな地震でも車中泊の人に多く見られました。

防ぐために大事なのは次のことです。

  • 座席を倒し、マットで段差を埋めて、足を伸ばして横になれるようにする
  • ときどき車の外に出て歩く・足首を回すなど体を動かす
  • 水分をこまめにとる(トイレを我慢して水を控えない)

寝袋は、冬の車内でも使えるよう、快適温度の低い物を 1 つ持っておくと安心です。寝袋(シュラフ)のランキングで、温度の表示と価格を比べられます。

電気をどうするか:ポータブル電源の容量

車のエンジンをかけずに電気を使うには、ポータブル電源が便利です。車中泊で使う家電の例と、必要な容量の目安です。

  • スマホの充電(1 回 10〜20Wh 前後)
  • LED ランタン(5〜10W)
  • 電気毛布(30〜60W)
  • 扇風機・USB ファン(5〜30W)

1 晩に電気毛布を 8 時間(50W)使うと 400Wh、変換で失われる分(容量×0.8 で考える)を入れると 500Wh 以上が目安になります。家電と時間を入れれば、ポータブル電源の容量の計算機で必要な容量を出せます。機種の比較はポータブル電源のランキングへ。

目隠しと換気

車の窓は外から中がよく見えるので、サンシェードやカーテンで目隠しをすると落ち着いて眠れます。窓のサイズに合った専用の目隠しは、冬は寒さよけ、夏は日よけにもなります。

一方で、閉め切った車内は結露しやすく、夏は暑くなります。窓を少しだけ開けて網戸(ウインドーネット)を付けると、虫を防ぎながら風を通せます。防犯のため、開ける幅は手が入らない程度にとどめ、ドアの鍵はかけておきます。

エンジンをかけたまま眠らない

寒い夜にエンジンをかけて暖房を使い続けると、ガソリンが減るだけでなく、雪で排気口がふさがると排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒の危険があります。冬に車の中で過ごすときは、エンジンを止めて寝袋・毛布・電気毛布で暖をとるのが基本です。どうしてもエンジンをかけるときは、マフラーのまわりの雪をこまめに取り除いてください。

また、車の中でカセットコンロや炭などの火を使うのも、一酸化炭素や火事の危険があるので避けます。

日ごろから車にしておく備え

災害は急に来るので、車にも小さな備えを置いておくと安心です。

備え 目安・ポイント
ガソリン 半分を下回る前に入れる習慣をつける
水 500mL のペットボトルを数本(夏の車内は高温に注意)
携帯トイレ 数回分
毛布・アルミシート 寒さよけ
モバイルバッテリー スマホ用
軍手・懐中電灯 夜の作業・けが防止

夏の車内はとても暑くなるので、食料や電池・バッテリーの置きっぱなしには気をつけてください。

車中避難をするときの場所選び

災害時に車で過ごすなら、止める場所も大事です。川のそば・崖の下・低い土地は、浸水や土砂災害の危険があります。自治体によっては、車中避難ができる場所を決めているところもあるので、住んでいる市区町村のハザードマップと防災の案内で確かめておいてください。家の備えについては在宅避難の準備、量の考え方は防災の備蓄リストにまとめています。

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よくある質問

災害のとき、車中泊と避難所のどちらがいい?

状況によります。自治体は原則として避難所や在宅避難を案内しており、車中避難をする場合は、安全な場所に止めること・体を動かすこと・水分をとることなどの注意を呼びかけています。住んでいる市区町村の防災の案内を確かめてください。

車の中でポータブル電源を使っても大丈夫?

ポータブル電源は燃料を燃やさないので、エンジンのように排気は出ません。ただし夏の車内は高温になるので、炎天下の車内に置きっぱなしにしないよう、説明書の使用温度を確かめてください。

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